次に向かった蒸溜場、ブルイックラディに行く前に、
それまでに移動したアイラ島北部の景観の写真を、さらりとお届けすることに。

まず、アイラ島全体は以下のような形をしていて、
中心にボウモア、右上にカリラとブナハーブン、左上にブルイックラディがある、
という位置づけになっていて、旅前半ではこの北部の蒸溜場をめぐっている状況です。


[アイラ島全体の地図。 現地で入手したもの。 手書きイラスト的な雰囲気がとてもいい]

車で走っていてまず印象深かったもの。
対向車との挨拶、そして1車幅の道路が与えてくれるリズム。
ここ、幅が狭いので、当然ながら対向車とすれ違うときには、どちらかが必ず定期的にある待避所に入り、もう一方が通り過ぎるのを待つ。 すれ違いざまには、向かいの運転手と手で軽く挨拶を交わす。 それが一本道でひたすら長く続くので、行き交う人は、自然にそれを、何度も何度も繰り返す。 気づいたときには、ずいぶんと多くの人と挨拶をした気分になっている。


[通り過ぎる車を待つ。 何度も何度も繰り返す]

対向車との挨拶は、待避所でまっているときだけではありません。
2車線道路で普通にすれ違うときにも、来る車、来る車、すれ違う際にはかならず手を軽くあげて挨拶を交わします。それが、アイラの島のならわしなのです。


[すれ違い様には手で挨拶をかわす。 それがアイラのならわし]

そんな、アイラ島でのすれ違う車との関係。
何気なく、自然であるといえばそれまでなのだけれども、不思議とそれがアイラの島を走ってみて、今だに強く、感覚的に残っている記憶なのです。


続いては景観。
以下、主に友人が隣で撮ってくれた写真をご紹介。


[石の壁とヒースの花。 アイラの印象深い景観のひとつ]

繰り返しになりますが... この遺跡のような景観がとてもよいです。


[民家とヒースの花]

民家脇に広がるヒースの花。
ちなみにボウモアの香りに含まれる独特な甘さ、華やかさは、ピートに含まれるこのヒースの花の香りなのだそうです。


[青空のアイラの景観]

厳かながらに軽やか、爽やか。


[ふと行き着いてみたアイラ島北西部]


[降りて辺りをみわたせども、そこには何もない...]


[標識さえもまばらに...]


[羊はいたるところに。 常に草を食べています]


[車をおりるとこちらをにらんで止まります。 誰だ、お前は・・と]


[見る方角によっては、光の加減で、景観全体が淡くなる...インダール湾北側より]


[そんな印象深い、アイラ島北部の景観の数々...]


・・・ いい感じです、アイラの島、思い返してみて改めて。
写真の数々、思うがままに、お届けしてみました!