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ラガヴーリン蒸溜所 [アイラ]

アイラの島の旅、ついに最後の蒸溜所のご紹介となってしまいました。
最後にご紹介するのは、ラガヴーリン蒸溜所 (Lagavulin Distillery) です。

ラガヴーリンとは 「水車小屋の窪地」 という意味を持ち、その場所はアイラの島の南、
ラフロイグとアードベッグのちょうど真ん中あたりに位置する蒸溜所です [地図]。

帰りの飛行機の時間に追われる中、立ち寄れたのはほんの 20分程度。
せわしい中、そこで見たもの撮ったもの感じたことを、以下に続いてお届けします。

ラガヴーリン - 水車小屋の窪地
[ラガヴーリン - 水車小屋の窪地]

鮮明で爽やかです。
赤いポストがアクセントカラーです。 青い空とよくあっています。
不思議と生活感が漂う気がしてきます。

振り向けば草原と山..
[振り向けば草原と山..]

足元をみれば小川..
[足元をみれば小川..]

そしてその小川の水は、蒸溜所内部へ引き込まれてゆくのです
[そしてその小川の水は、蒸溜所内部へ引き込まれてゆくのです]

うわさでは、このあたりの水は琥珀色にそまっているらしいです。
が、残念ながら、遠目にみただけでは確認できませんでした。

ラガヴーリンの琥珀色は、樽の熟成のみならず、仕込み水の影響にもよるそうです
[ラガヴーリンの琥珀色は、樽の熟成のみならず、仕込み水の影響にもよるそうです]

そして、海際へ向かってみます。

ラガヴーリンが接する海
[ラガヴーリンが接する海]

空の青と芝の緑とあわせ、とても色彩鮮明な景観でした。

何かを運び出す途中で止まっている車
[何かを運び出す途中で止まっている車]

海に向かうラガヴーリン蒸溜所
[海に向かうラガヴーリン蒸溜所]

ラガヴーリン蒸溜所。 斜面に点々とならぶ建物の数々が繰り成すその景観は、
向かう先にある海と対峙しているかのような迫力を訪れる人に与えます。

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という具合で、外観だけを見るつもりだったラガヴーリン蒸溜所なのですが、
偶然にもラフロイグで話しかけられた Lady of the Islay こと Christine さん というアイラ島の観光ガイドの方に、ここラガヴーリンでも偶然出会い、中でラガヴーリンをいただく機会に恵まれました。

ラガヴーリンにて偶然いただいたラガヴーリン
[ラガヴーリンにて偶然いただいたラガヴーリン]

この Christine さんですが、とても有名なアイラ島の観光ガイドの方のようです。
日本の旅行記のテレビ番組にも出たことがあるそうです。
さらに、サントリーの人に招待されて、日本も訪れたことがあり、有名なレストランなど色々行ったことがあるようで、日本好きのようです(ラフロイグで偶然話しかけられたのも、日本人が好きだったから、というのがきっかけのようでした)。


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そのような具合で、帰りの飛行機の時間に気をとられつつも訪れたラガヴーリン。
その味を一言で言うならば、まさに 「アイラの銘酒」 です。

一般的に、アイラモルトは個性の強すぎる酒であるといわれている。
そのアイラモルトの優等生といえばボウモア。 そのボウモアには優雅な味わいを形にしながらして独特の癖がある一方で、ラガヴーリンは、アイラモルトでありながらにもシングルモルトウイスキーとしてのバランスを完璧に保っている。
アイラモルト独特の塩味とピート香はしっかりと出しつつも、全体として作る味には棘がなくて優雅でまろやか、とくに樽の風味を根底に強く植えつけていて、それが時にスペイサイド特有の流れを感じさせるところが、一通り味わってきたアイラモルトの中ではなかった際立って特徴的な印象のシングルモルトです。

ラガヴーリン 16年
[ラガヴーリン 16年]

 


タグ:アイラ
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