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ボウモアのラベル [アイラ]

ボウモアのラベルが変わります。
シンプルなラベルに変わります。

左が新しいボウモア。 右がこれまでのボウモア
[左が新しいボウモア。 右がこれまでのボウモア]

方向性としては、シンプルに洗練されたラベルになるのですが、
個人的には、昔のボウモアのラベルのほうが好きでした。

なぜかというと、昔のボウモアのラベルとは、潮風吹くインダール湾に臨むボウモア蒸溜所の情景や、ウイスキー造りの歴史やその威厳のある雰囲気をうまい具合にかもし出しているラベルであったためです。

紋章のようなイラスト
[紋章のようなイラスト]

まず、この紋章のようなイラストが、ボウモアとはアイラの島で最古の歴史のあるウイスキーである雰囲気をしっかりかもし出しています。 アイラ空港にあった壁画も思い出してしまいます。

そして、ボウモアといえばカモメです。
ボウモア蒸溜所が臨むインダール湾には、上空を常にカモメが舞っています。

ボウモア蒸溜所近辺を舞うカモメ
[ボウモア蒸溜所近辺を舞うカモメ]

アイラ島の大地を背に舞うカモメ
[アイラ島の大地を背に舞うカモメ]

このように、昔のボウモアのラベルには、空を舞うカモメのイラストが象徴的に描かれています。 その空を舞うカモメのイラストは、ボウモア蒸溜場とインダール湾の情景をよく描いていて、特に訪れたことのある人に対し、それを強く想起させます。

というのは、ボウモア蒸溜所付近のインダール湾には、強い風が吹き続けています。
ボウモア蒸溜所付近のカモメは、その強い風から揚力を得ることができるので、羽ばたくことなくして、翼を広げたままにして、空を舞い続けることができます。 しがたって、見る人としては、まさにボウモアのラベルに描かれているようなインダール湾を舞うカモメのシルエットが自然として目に映り、印象として強く残るのです。

ボウモア上空を舞うカモメ

ボウモア上空を舞うカモメ
[ボウモア上空を舞うカモメ]


ウイスキーとは、自然の恵みがもたらす奇跡の酒であり、
そのウイスキーの雰囲気を理解するうえで、作られている地の情景、風土の印象というものはとても大切なわけであり、そこのところをうまい具合に表現できている昔のボウモアのラベルとは、他のウイスキーには見ることのない、比類のないデキバエのものであるという、そのような印象があったため、そのボウモアのラベルがシンプルにしておとなしく、無難な路線のものに変わってしまうことにたいしては、いささか残念な思いを抱いてしまいます。


ボウモア自体は決してなくなるわけではない。
なのだけれども、そのラベルの変化に対し、なんとなくした喪失感を抱いてしまう。
それと同時に、酒にとってラベルというものは、とても大切なものであるということをまた思う。

かわりゆくボウモアラベルの印象です。

 

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タグ:アイラ
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