アイラ島でまず訪れた蒸溜所が、カリラ(Caol Ila Distillery)[地図] でした。
カリラとは 「アイラ海峡」という意味で、目前に広がるアイラ島とジュラ島の間の海峡のことです。

飛行機が遅れたため、カリラへついたのは 17時程度と遅い時間、
だったのですが、門が開いていたため、その中に入って建物や風景をみることができました。


[カリラ蒸溜所。 入り口より]

このカリラですが、アイラ島の蒸溜所を一通り回ってみてから振り返ってみて思うに、
蒸溜所としてもっとも景観が美しい印象でした。

広く雄大に広がるアイラ海峡と、ジュラ島の大地を仰ぎながら、
凛として並ぶポットスチルの数々が作るその景観は、
ウイスキーが自然の恵みがもたらす奇跡の酒であることを示すにふさわしいものでした。


[カリラ蒸溜所。 内部より]


[カリラのポットスチル。 ガラス張りで良く見えました]


[アイラ海峡とジュラ島]

このカリラの味ですが、自分の印象では、
飾りっけのないシンプルストレートなアイラモルト、という印象です。
しっかりとアイラ特有のピートと塩の風味が混ぜ込まれていますが、
強すぎもせず、大麦の感じもしっかりのこっているので、比較的飲みやすい印象です。


[カリラ12年]

以上、カリラでした。
次はブナハーブンへ向かいます。