連日のようにウイスキーについて書き続けてきておりますが... まだまだ行きます。
今回は ブルイックラディ蒸溜所 (Bruichladdich Distillery)[地図] です。

ブルイックラディ蒸溜所は、インダール湾をはさんでボウモアとちょうど対岸にある蒸溜所であり、その名は 「海辺の斜面」 を意味します。 ブルイックラディは、その過去を振り返るに、操業停止という厳しい時代もあったのですが、今は無事、再び、ウイスキーを作り続けている蒸溜所です。

本当は蒸溜所の見学を予定していたのですが、飛行機遅延の影響で、ここ、ブルイックラディ蒸溜所へ立ち寄れたのはわずか 30分程度。 ですが、その雰囲気は大体つかめたので、以下再び、例のごとく、撮影した写真とともに現地の雰囲気をお伝えします。


[ブルイックラディ - 海辺の斜面]


[蒸溜所正面にあるポットスチル]


[正面入り口はこのような感じ]


[中に入るとすっきりとした感じ]


[そしてここがゲストショップ入り口]


[ゲストショップでは、グラスとか、ウイスキーとか色々売られています]

印象として、ブルイックラディは種類がやけに多い気がします。
ここのショップもそうでしたし、ホテルのバーでもその壁をしめるブルイックラディの面積が、他と比べて広かった気がします。


[ブルイックラディで飲むブルイックラディ]


[エメラルドと紺のタータン。 ボトルと同じ、建物と同じ、ブルイックラディのアクセントカラー]

ブルイックラディで特徴的なのは、そのエメラルドグリーンのボトルのカラーです。
こんな爽やかなカラーリングのウイスキーボトルは他を探してもないので、もしバーやお店でエメラルドグリーンのウイスキーボトルを見かけたのなら、それは間違いなくブルイックラディです。

なぜブルイックラディはエメラルドグリーンなのか。
とても気になっているのですが、今回蒸溜所を訪れてみて、それは、アイラ島の西に位置するブルイックラディ蒸溜所からみた光が染める、インダール湾の色彩にあるのだろうと思いました。


[ブルイックラディから見るインダール湾]

インダール湾の遠くの部分の色が、かすかにブルイックラディのエメラルドグリーンと、同じ色に染まっている気がします。 ボウモアから見たインダール湾とは、その表情は明らかに異なります。


[近寄ってよくみると、やっぱりそんな気がします]


[青い空とエメラルドの海、緑の芝生のブルイックラディ]


そのような地におき造られ続けているアイラモルト、ブルイックラディ。
その味は、ピートをあまり炊き込まない、軽快さを特徴とするブナハーブンと似たものあり、比較的ドライ、いろんな味が、まるで砂のように複雑に広がるようなウイスキーです。


[ブルイックラディ12年]

以上、ブルイックラディでした。
続きましては、アイラの島の南へ向かいます。