アイラ島では、ボウモアの市内にある Lochside Hotel というところにとまりました。


[ボウモア市内の Lochside Hotel]

今回は、そこのホテルにあったバーのご紹介です。
とりあえず写真を貼ります。


[バーの壁は、徹底的にアイラモルトで埋め尽くされていました]


[ポットスチルのオブジェなどもあり、なんとなく落ち着きます]


[アイラエールというビールもありました。 島のイラストがよいです]


[とりあえず、アイラモルトをストレートで飲み続けていました]


[メニューはなぜかモニタ上に...ちょっとがっかりでした]


[隣では現地の人がウイスキーを。 ビールをチェイサーにする姿がさすがです]

という感じのアイラのバーでしたが、せっかくなので、ウイスキーの飲み方について少し。
上の写真にあるように、現地の人は、ウイスキーはストレートで、口直しのチェイサーとして、なんとビールをのみます。ウイスキーがきつくなってきたら、テーブル上に水の入ったポットがあるので、それをいれてアルコールを落として飲み続けるような飲み方をします(強いですよね...)。
日本だと、チェイサーは暗黙の了解で水ですし、ウイスキー自体にも氷や水やソーダをいれますが、香りが命のシングルモルトウイスキーにとって、香りを殺す氷などは NG、基本、ストーレートでのみ、水を混ぜるのも多くて 2 倍まで、と言われています。(水割りやソーダ割りは、アルコールにあまり強くない日本でウイスキーを浸透させるために、サントリーが広めた日本独自の飲み方の文化です)

さすがにビールをチェイサーにするのは厳しいかと思いますが、シングルモルトウイスキーは以下のような飲み方をするのが最近は好きです。
シングル1杯、30ml をシングルモルト専用のグラスに注ぎ、
・初めの 15ml はストレートで。
・残りの 15ml は軟水のミネラルウォーターを 15ml ほど加えて。

初めのうちはシンプルにありのままのウイスキーの味と香りを楽しむ、
後半は水を入れて 2倍にすると、香りもよりひろがるし、アルコールの度数も半分程度に落ちて、飲みやすくなるので、いい気分転換にもなる、という感じの飲み方で、1杯のウイスキーから 2つの表情を楽しむことができるのです。(twice up というらしいです)

ちなみに加えるミネラルウォーターは、軟水のものがよく、身近にあるものとしては、サントリーの南アルプスの天然水がよいと思います。また、グラスは、リーデルから出ているシングルモルトウイスキー用のグラス(ヴィノム 416/80)が気に入っています。


[リーデルのシングルモルトウイスキー用グラス]


以上、現地のバーとウイスキーの飲み方について、でした。
次回は Bowmore になります。