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山崎 梅酒樽後熟 [ジャパニーズ]

山崎梅酒樽後熟というウイスキーがあります。

山崎梅酒樽後熟
[山崎梅酒樽後熟]

それは、シングルモルトウイスキー山崎を、
梅酒を貯蔵した樽でさらに 2年間熟成させたものです。
バー限定で3000本で発売、価格も高めで 9000円近くするウイスキーです。

それを聞いてまず、そもそも梅酒とは、
その製造の工程において、樽にいれるものではないはず。
なぜそのような樽があるのだろうか、との疑問をもちました。

調べてみると、サントリーは山崎の樽で熟成させた梅酒も売り出しています。

山崎蒸溜所貯蔵梅酒
[山崎蒸溜所貯蔵梅酒]

山崎梅酒樽後熟とは、その梅酒の熟成に使った樽を、再び山崎を熟成させる樽としてもどして使ってできた製品であるように思えます。

整理をすると、
・山崎の熟成に使った樽がある (山崎ができる)
・その樽で梅酒を熟成させる (山崎蒸溜所貯蔵梅酒ができる)
・再びその樽を、山崎の熟成に使う (山崎梅酒樽後熟ができる)

というように、樽の目線で見直してみると、
その変遷には少々ややこしい、いったりきたりの使いまわしの経緯の様子がうかがえます。


この山崎梅酒樽熟成ですが、ふつうにおいしいです。
山崎のみならず、日本のウイスキーには全体として、まろやかさの背景に必ずといっていいほど、果物の甘さやすっぱさの雰囲気を入り交じえて含んでいる印象があります。
この山崎梅酒樽後熟とは、自然な流れでもってその甘さやすっぱさの雰囲気を強調し、より親しみやすい味わいを形にしているウイスキーであるような気がします。

 



 


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